
グローバル化するお客様のビジネスを
国や地域を超えてトータルにサポートする。
マーケティング
-2016年度入社-
YKK
文化構想学部卒 [取材時] YKK株式会社 ファスニング事業本部 グローバルマーケティンググループ(日本) [現所属] 上海YKKジッパー社 シャンハイ |
PROFILE
父親の仕事の関係で幼い頃は海外で暮らした。その経験もあって、グローバルな仕事にチャレンジしてみたいと思ったことがYKKグループを志望した大きな理由だ。旅行が好きで、学生時代の友人や会社の仲間たちと国内外を旅している。旅先でスキューバダイビングを楽しんだ際、ウェットスーツに付いているファスナーを見て現地のダイバーから「YKKのファスナーはいいね!」と言われてすごく嬉しかったそうだ。
お客様にとっては、私がYKKグループのすべての窓口。
流通の多様化とともにビジネスはますますグローバル化しています。たとえば日本でアパレルの企画をして、中国で製造し、アジアで販売する。―― 私がいるグローバルマーケティンググループは、このようなお客様のビジネスを国や地域を超えてトータルにサポートするセクションです。
私が担当するのは日本のホームセンターやワークウェア、アウトドアウェアなどのお客様。日々の活動を通じてYKKのファスナーを紹介し、お客様のご要望に応じて海外のYKK拠点との橋渡しをして、数量や価格、納期などの調整を行います。つまり、お客様にとってはYKKのすべての窓口が私なのです。また、新規ニーズの掘り起こしも重要なミッション。マーケティングでありながら、営業的な醍醐味を味わえることもこの仕事の面白さです。

お客様のビジネスに、ファスナーのプロとして貢献する。
お客様のもとを訪問して、新製品のファスナーや業界のトレンドなどの情報を提供し、そうしたコミュニケーションを通じてお客様のニーズをつかむことが基本的な活動となります。たとえばワークウェアのお客様は最近カジュアル系の商品開発に力を入れており、そのような展開に合わせて軽量のファスナーを提案して新規に採用いただくことができました。お客様の商品企画部門の方と交渉する機会も多く、日々新鮮な刺激を受けています。
嬉しいのは、自分が携わったYKKのファスナーを使った商品を店頭や街中で見かける時。SNSで話題になったりすると、思わず誰かに自慢したくなるくらい嬉しいですね。その業界のプロフェッショナルであるお客様に、いかに貢献できるか?簡単ではありませんが、常にプロフェッショナルな視点を持ちながら仕事に向き合っています。

グローバルな視点を持って。
このようなお客様への対応に加えて、年2回開催しているYKK製品の展示会の事務局も担当しています。この仕事を最初に任されたのは入社1年目、この部署に配属されてすぐの頃。展示アイテムの選定からブースのデザイン、SNSを活用したPRまで、先輩にサポートしてもらいながらもほぼひとりで担当しました。入社早々に大きな仕事を任され、今でもとても印象に残っています。マーケティングという視点を持って、中長期的なスパンで活動できることもこの仕事の魅力なのです。
お客様とYKKグループの橋渡しのため、普段から海外の様々な拠点とやりとりをしています。中国の拠点には毎年出張しており、日本語と英語、中国語を織り交ぜてコミュニケーションしています。世界各地の人々と仕事することで学ぶことも多く、それもまた今の仕事の面白さだと感じています。

私たちの発想しだいで、可能性は世界へと広がっていく。
私が担当しているホームセンターのお客様が開発・販売するPB(プライベートブランド)では、衣服はもちろん、寝具やクッション、園芸用品まで多様な商品にファスナーが使われています。先日はアウトドアで使うある商品向けに特殊なファスナーを提案してきました。このようにYKKの製品は、暮らしの様々なシーンで老若男女、国籍を問わず誰もが利用するものです。その可能性は、私たちの発想しだいでさらに大きく広がっていくと感じています。将来は海外でも活躍してみたいし、お客様とよりダイレクトに関われる営業の仕事も経験してみたいです。このグローバルなフィールドで、ファスナーの、そして自分の可能性をこれからも追求していきます。
※インタビュー内容は取材時のものです。(2019年11月取材)