
学ぼうという姿勢があればどこまでもチャレンジできる。
それを海外で経験できることが大きな魅力。
-2016年度入社-
YKK
法学部卒 [取材時] YKK U.S.A.社 INFORMATION TECHNOLOGY GROUP [現所属] YKK株式会社 管理本部 情報システム部 基幹業務システム室 グローバルシステムG |
PROFILE
アメリカではアトランタにある職場からクルマで15分ほどの距離の街でひとり暮らしをしている。仕事以外でも現地のコミュニティに関わってみたいと思い、新しく空手とゴルフを始めた。休日はドラマや映画を見たり部屋でリラックスすることも多い。料理も得意とのこと。
アメリカでグローバルなシステム開発に取り組む。
YKK U.S.A.社は、北中米におけるファスニング事業を統括する拠点です。私は現在、ジョージア州アトランタにある本社のITグループに所属し、基幹システムの開発・運用などに携わっています。
入社してから3年間、日本本社の情報システム部で経験を積みました。主に担当したのは、基幹システム
“WINGS”の開発です。
この“WINGS”は、受注から生産、出荷までYKKグループの業務の基盤となるシステムです。全世界のグループ会社にこのシステムを導入するグローバルプロジェクトが進行中で、YKK U.S.A.社でも導入が進められています。私は入社4年目の2019年4月にその開発を推進するために着任しました。およそ半年後には“WINGS”を稼働させる計画であり、プロジェクトは今がまさに正念場です。

ローカル社員とともにいかにプロジェクトを進めていくか。
要件定義や設計、プログラミング、テストといったシステムの開発から社内ユーザーとの交渉まで幅広い仕事を任されています。難しいのは、ローカルスタッフが慣れ親しんでいる旧システムの機能を、いかに新しい“WINGS”で実現するか。毎週1回、近隣にある工場に足を運び、責任者とミーティングを重ねて調整しています。まだ言葉も不慣れでビジネススタイルの違いなどもあり苦戦することも多いのですが、現地社員とのコミュニケーションにも少しずつ手応えを感じています。
この仕事の醍醐味は、開発の面白さはもちろんですが、その開発を通じて広域な知識を学べること。“WINGS”は営業や製造、経理など様々な部署で利用されるシステムです。学ぼうという前向きな姿勢さえあれば幅広い知識を吸収できる。それを海外という広大なフィールドで経験できることは大きな魅力です。

アメリカからブラジルへ。グローバルな事業を体感する。
2019年6月に、YKK U.S.A.社から同じYKKグループの海外拠点、ブラジル社に長期出張しました。ちょうど南米でも“WINGS”の導入を進めており、導入のサポートが目的でした。米国に着任してからわずか2カ月後のこと。短期間に日本とは異なる2つの地域で仕事に携わったことは新鮮な体験でした。ブラジルでも工場に出向いて現地の社員と話し合う機会があり、米国とはまた違うローカルな気質を垣間見られたことも貴重な経験。
YKKグループはグローバルに事業を展開している企業グループです。日本にいる時もそれは認識していたのですが、こうして世界に飛び出してみると、営業や生産、管理など様々な社員が世界中の拠点で仕事に取り組んでいることを肌で感じます。YKKグループが掲げる「善の巡環」という言葉のとおり、自分たちの仕事を通じて地域に貢献しているという実感を味わえることも、YKKグループで働く魅力であることを改めて感じています。

ITスキルと、それを通じて学ぶ多様な知識を活かして。
若いうちから海外で活躍できること。これがYKKグループを志望した大きな理由です。私は文系出身なので、情報システム部門に配属されたことには少し驚きましたが、入社4年目の現在、想像以上の経験を積んでいると感じています。
今の目標は “WINGS”をYKK U.S.A社で順調に立ち上げ、この開発を通じてさらに広く深いITスキルを身につけることです。その先のステップとしては、業務オペレーションの改革にも携わってみたいと考えています。まだ着任して半年余りですが、ここアメリカでチャレンジできることは数多いと実感しています。ITスキルと、その仕事を通じて学ぶ多様な知識を活かして、グローバルなYKKグループで自分ならではの挑戦を続けていきます。
※インタビュー内容は取材時のものです。(2019年11月取材)