YKK Group
Recruiting Site
RECRUIT EVENT

ファスナー製造ラインで標準となるベースマシンの開発。
何年か後、私が取り組んだ技術が世界中で活躍するはず。

13
電装設計
-2012年度入社-
YKK
工学部電気工学科卒
[取材時]
YKK株式会社 工機技術本部 製造技術開発部
ファスニンググループ 設備技術開発室 制御技術チーム
[現所属]
YKK株式会社 製造・技術本部 生産技術部
制御画像技術開発グループ 組立設備制御チーム

PROFILE
電気工学の知識を生かして、ものづくりを実感できるような仕事にチャレンジしてみたいと考えていた。「一貫生産」に興味を感じたのもYKKグループへの志望動機のひとつ。休日は自らハンドルを握ってドライブに出かけることが多い。美しい景色を眺めながら気ままに走るひとときが絶好のリラックスタイム。

ハードウェアからソフトウェアまで、「電気」に関わることすべて。

ファスナーの製造で最終ステップとなる仕上工程の電装技術に携わっています。テープ部分を特定の長さに切断し、スライダーや止具などの部品を組み込み、画像処理技術で品質をチェックし、出荷用にまとめるまでの一連の工程です。
身近な商品であるファスナーは、一見シンプルな構造のようでいて、様々な技術が集約されています。その製造にはスピーディーかつ精緻な制御が要求されるのです。モータやセンサといったハードウェアから、それを制御するソフトウェア、さらには各装置を連携させて管理する統合的なシステムまで、「電気」に関わることすべてに携わっています。この任される範囲の広さが電装技術のエンジニアの魅力のひとつだと感じています。

YKKの製造ラインを支えていくベースマシンの開発にチャレンジする。

入社してしばらくは先輩にサポートしてもらいながら既存装置の改善・改良などを担当し、基礎的な知識を学び経験を積みました。初めて新規装置の開発を任されたのは入社2年目のこと。果たして自分が組み上げたプログラム通りに装置が動くだろうか?検証を何度重ねても不安と緊張ばかり。それだけに装置がスムーズに動き出した瞬間は感動しましたね。あの喜びは忘れられないです。
現在は、仕上工程のベースマシンとなる新装置の開発に携わっています。今後何年間にもわたってYKKの製造ラインを支えていく、標準となるマシンの開発。将来のニーズも見越して、作業のしやすさや効率化、コスト削減など私なりの工夫を設計に落とし込みました。約2年前に開発がスタートし、現在は最終検証の段階。今後、私も現場に立ち会い、海外の工場へ導入していきます。そして、私が開発した技術が世界中のYKKグループの工場で活躍することになると思います。

一貫したものづくりにこだわるYKKならではの楽しさを実感。

私の職場は、YKKの製品を生産する装置を開発するのが役割であり、実際に自身で手がけた装置もYKKの工場で稼働します。ここ黒部では職場と工場が隣接しており、ちょっと足を運ぶとすぐに自分が開発した装置の様子を見ることができます。それもまた、YKKで働く技術者の魅力だと感じています。
現場に足しげく通うことで、装置を操作するオペレーターの生の声を聞き、一丸となって改善に取り組めることも面白さのひとつ。お客様に提供する商品を、みんなで力を合わせてつくっていると実感できることは、一貫したものづくりにこだわるYKKならではの楽しさではないでしょうか。

毎日がとても刺激的。仕事に取り組む環境も恵まれていると思う。

私たちの職場には、技術者が机を並べるスペースの隣に装置を組み立てる試作室があります。ですから、プログラミングの組み立てなどで悩んだ時でも、席を立ってすぐに実機での試験と評価ができます。仕事に取り組む環境面でも恵まれていると感じますね。
もうひとつの特徴として同じフロアには、電気系だけでなく、機械や材料など多様な分野の技術者が集まっています。誰もがとても気さくで、わからないことがあるとすぐに相談に乗ってくれ、違う技術的視点からアドバイスをくれます。日頃の雑談などから設計のヒントを得ることも多く、とても刺激的。逆に自分の知識の幅の狭さに気づき、最近では、機械工学の勉強を始めました。もちろん、専門である電気電子分野についてもまだまだ学ぶべきことが数多くあります。電装技術のエキスパートを目指し、YKKのものづくりの一翼を担っていきたいと思っています。

※インタビュー内容は取材時のものです。(2016年11月取材)

ページトップへ