
プロとしていかに付加価値を生み出すか?
経理はアクティブで創造的な仕事だ。
-2007年度入社-
YKK AP
経済学部卒 [取材時] YKK AP株式会社 生産本部 埼玉窓工場 業務管理部 事業管理室 [現所属] YKK AP中国社 深セン |
PROFILE
経理のスペシャリストとしてメーカーならではの原価計算や管理会計に携わりたいと思ったのが入社の動機。さらにグローバルでありながら生活に身近な存在の企業であることが決め手だったという。中学時代から仲間とバンドを組み、ベースギターを奏でる。最近は結婚間もないこともあって少しだけ遠ざかっているそうだ。
利益に貢献し、経営判断の羅針盤となる数字をつくる。
毎日デスクに向かって数字をとりまとめる――。経理の仕事というと、このようなイメージを抱く人が多いのではないでしょうか?じつは私も学生時代はそうでした。けれども、YKKグループでの経理業務は、もっとずっとアクティブで創造的な仕事なのです。
現在は、YKK APの主要生産拠点のひとつ、埼玉窓工場で事業管理室の責任者として、住宅用商品の首都圏ブロックの生産部門の経理に携わっています。首都圏という大きなマーケットで、いかに会社の利益を生み出す体質をつくるか。経理のプロフェッショナルとして、単なる数字の集計ではなく、実態を的確に把握した上で各部門の課題解決や改善へ導いていくことが要求されます。それだけでなく、まとめた数字が経営判断のベースになるなど、責任も重くやりがいの大きな仕事です。

事業の第一線をダイレクトに感じながら仕事に取り組む。
入社以来ずっと経理部門でキャリアを積んできました。最初の配属は東北の生産部門の経理。着任早々に上司から「机にばかり向かっていないで、生産現場に足を運びなさい」と言われ、足繁く生産ラインに通い、数値の源になる現場の業務を肌で学びました。入社6年目には、営業部門の経理に異動。ここでも支店の営業会議に自ら出席し、最前線のビジネスを体感しながら経験を積みました。そして入社8年目に当時の部署で室長を務めるようになり、部下にも現場へ足を運ぶよう指導しました。いつでも事業の第一線をダイレクトに感じながら仕事に取り組めること、若手のうちから大きなチャンスに巡り会えること。それが、YKKグループの管理系社員の魅力だと感じています。

目指すべき目標値を設定し、その達成の喜びをともに分かち合う。
数字のとりまとめは、もちろん経理の仕事の基本のひとつですが、内容を分析して問題点を抽出し、各部署と協力しながら課題解決や改善に結びつけていくことに、私たちの仕事の醍醐味があるのです。そのためには、生産現場を知ることはもちろん、税務や法務など専門家としての最新知識を常に吸収していく姿勢も大切になります。
また、各部門が掲げる目標値の設定をサポートするのも私たち経理の役割。上司からは「誇れる数値をつくろう」とアドバイスされています。正確な情報収集と的確な分析をもとに生産部門と一緒になって目標を定め、具体的に何をすべきかの方法まで議論する。間接的ではあっても目標達成の喜びをともに分かち合えるように、日々仕事に取り組んでいます。

経理のスペシャリストとして価値の高い仕事にチャレンジ。
私たち経理が担うミッションはさらに大きくなりつつあると感じています。最近、企業において社会的信頼をいかに守るかが重大な経営課題になっていますが、コンプライアンスの徹底をはかるうえで要ともいえるポジションにあるのが経理部門なのです。
今後は携わる領域をさらに広げ、ビル用商品の生産部門にも関わっていきたいと考えています。さらに将来は、生産部門だけでなく、決算など本社の財務でもキャリアを積みたい。YKKグループの経営を担う経理のスペシャリストとして価値の高い仕事にチャレンジしていきます。
※インタビュー内容は取材時のものです。 (2017年11月取材)