先輩社員

【1】現在の仕事内容について教えてください。
オフィスビルや商業施設などの建設現場でYKK AP製品の施工管理に携わっています。扱う主な商品は、ビルの外壁となるカーテンウォールやサッシ、窓などです。現場に出向いて、建設会社や協力会社と打ち合わせをし、現場の責任者として実際の施工にも立ち会って、納期や品質、安全などの管理を行っています。最近、こうした業務にタブレット端末が導入され、現場でタブレットを使って設計図面を確認したり、その場で写真付きの資料を送ったり、仕事も効率化しています。まだ経験も少ないのですが、自分が担当したビルの外壁が綺麗に仕上がった様子を見ると誇らしい気持ちになります。
【2】高専在学中はどんな勉強をしていましたか。
「生産システム工学コース」で学びました。あまり聞き慣れないかと思いますが、このコースがある高専は全国でも数少ないそうです。JAVAなどのプログラミング、CAD・CAM・CAEなどの設計、NC(旋盤、フライス盤)・MCといった加工など、コンピュータを駆使した技術から、材料・流体・熱・力学などの基礎知識に至るまで、生産に関わる分野を幅広く勉強しました。材料力学などの知識は現在の業務でも活かされています。また、自分で操作をして図面の数値を読み取ったり、CADなどに関する基礎知識も活用しています。
【3】YKKグループに入社した決め手は何でしたか。
YKKグループの主要拠点のひとつであるYKK60ビルが、私が生まれ育った実家から歩いて10分ほどの距離にあるのです。子どもの頃はどんな仕事をしている会社かは知りませんでしたが、それでもYKKというブランドは大人になるまでずっと身近な存在でした。そんな縁もあって、就職活動を進めているうちにYKKグループに興味を抱いたのと同時に、高専で学んだ幅広い知識を活かせると思いました。規模も大きく将来性豊かな会社であるということも入社を決めた理由のひとつです。ちなみに現在私が所属するビル建材第一事業部もこのYKK60ビルにあります。
【4】仕事における今後の夢や目標を教えてください。
将来の目標としては、ぜひ海外で仕事をしてみたいと思っています。そのための英語の勉強も始めています。海外に駐在した経験のある上司からは、技術者が海外で活躍するためには幅広い知識と経験が必要であるというアドバイスをいただいています。そのためにはまず現在任されている業務で一人前になることが大切。まだ経験も知識も足らず、建設会社とのミーティングなど重要な場面では上司にサポートしてもらっています。一日でも早く先輩たちに追いつき、施工現場を責任を持って仕切れる技術者に成長することが直近の目標です。
※インタビュー内容は取材時のものです。